壁面収納の種類と選び方|サイズ・メリット・デメリットを解説
壁面収納選びで特に重要なのは、収納量だけでなく、設置する壁に合った「幅・高さ・奥行き」を考えることです。既製品でサイズが合わない場合は、オーダー収納家具も選択肢になります。
「壁一面を収納にしたいけれど、どんな家具を選べばいい?」「既製品を置いてみたら、壁との間に中途半端な隙間ができそう……」そんな悩みはありませんか?
壁面収納は、使っていない壁のスペースを収納として活用できる一方、幅・高さ・奥行きの選び方によって使い勝手が大きく変わります。この記事では、壁面収納の種類やメリット・デメリット、サイズを決めるときのポイント、既製品とオーダー収納家具の違いまで、収納選びの基本を分かりやすく解説します。
壁面収納とは?まず知っておきたい基本
壁面収納とは、壁に沿って設置する収納家具のことです。
床に置く収納家具と比べて、壁の横方向だけでなく、上方向の空間も収納として利用しやすいのが特徴です。
たとえば、リビングの壁に本や日用品を収納したり、ダイニング周辺に食器や家電をまとめたり、廊下や居室の壁面に収納スペースを設けたりと、さまざまな場所で活用できます。
ただし、「壁が空いているから、そこに大きな収納を置けばよい」と考えるだけでは、使いやすい収納にはなりません。
重要なのは、その壁に対して収納家具のサイズが合っているかどうかです。
特に確認したいのが、
- 幅
- 高さ
- 奥行き
の3つです。
この3方向の寸法が合っていないと、収納家具を置いたあとに隙間ができたり、通路が狭くなったり、収納したいものが入らなかったりすることがあります。
壁面収納を選ぶときは、まず「何を収納するか」と「どこに設置するか」を決め、そのうえで家具のサイズを考えることが大切です。
壁面収納の主な種類と特徴
壁面収納にはいくつかのタイプがあります。
収納するものや部屋の使い方によって向いている形が変わるため、まずは代表的な種類を知っておきましょう。
| 種類 | 主な用途 | 選ぶときのポイント |
|---|---|---|
| リビング収納 | 本・日用品・書類など | 生活感を隠すか、取り出しやすさを優先するか |
| テレビ周辺収納 | テレビ用品・AV機器・小物など | 機器のサイズや配線を確認 |
| 食器棚・キッチン収納 | 食器・食品・キッチン用品など | 家電や収納物の大きさを確認 |
| 吊戸棚 | キッチンや収納スペースの上部 | 高さと使いやすさを確認 |
| 本棚 | 本・書籍など | 本のサイズと必要な収納量を確認 |
| すき間収納 | 壁や家具との間の空間 | 隙間の幅・高さ・奥行きを正確に測る |
| 壁一面の収納 | 大量の収納物をまとめたい場合 | 部屋全体とのバランスを確認 |
同じ「壁面収納」でも、収納するものによって必要な奥行きは変わります。
たとえば、本を中心に収納する場合と、家電や日用品まで収納する場合では、必要になるスペースが異なります。
また、収納家具を大きくすればするほど収納量が増えるとは限りません。
「何を入れるための収納なのか」を先に考えておくと、必要以上に大きな家具を選ぶことを避けやすくなります。
既製品を選ぶ場合もオーダーする場合も、家具そのものを見るだけではなく、設置する場所と収納するものをセットで考えることがポイントです。
壁面収納のメリット・デメリット
壁面収納には、空間を有効に使えるというメリットがあります。
一方で、設置場所やサイズを十分に検討しないと、使いにくさにつながることもあります。
壁面収納のメリット
代表的なメリットは次のとおりです。
1.壁の空間を収納に活用できる
床に置ける場所が限られていても、壁の上部には使われていない空間が残っていることがあります。
壁面収納なら、こうした空間を収納として活用できます。
2.収納場所をまとめやすい
本や書類、日用品などを一か所にまとめることで、収納場所を決めやすくなります。
収納場所が決まっていると、片付けるときにも迷いにくくなります。
3.デッドスペースを活用しやすい
家具と壁の間や、天井近くなど、一般的な家具では活用しにくい空間があります。
壁面収納は、こうした場所の使い方を考えるときにも向いています。
4.部屋の使い方に合わせて計画できる
リビング、キッチン、寝室、廊下など、設置場所によって必要な収納は変わります。
壁面収納は、部屋ごとの収納目的を考えながら計画できます。
壁面収納のデメリット
一方で、次のような点には注意が必要です。
1.サイズ選びが難しい
壁面収納は、壁に沿って設置するため、家具のサイズが空間に合っているかが重要です。
幅が合わなければ隙間ができ、高さが合わなければ上部に空間が残ります。
奥行きが大きすぎると、部屋の動線に影響することもあります。
2.収納量だけで選ぶと使いにくくなることがある
「たくさん収納できる家具」を選んでも、収納するものに対して奥行きが深すぎたり、手が届きにくい高さになったりすると、使い勝手が悪くなる場合があります。
3.設置場所の確認が必要
家具を購入する前に、設置場所だけでなく、搬入経路なども確認しておく必要があります。
特に大きな家具を検討するときは、玄関や廊下、階段などを通れるかどうかも事前に確認しておくと安心です。
4.一度設置すると簡単に変更しにくい
壁面収納は、一般的な小型収納と比べて設置場所との関係が大きくなります。
そのため、「何を収納するか」「どのくらいの期間使うか」まで考えて選ぶことが大切です。
壁面収納を選ぶときは「幅・高さ・奥行き」が重要
壁面収納のサイズを考えるときは、「収納できる量」だけでなく、設置する場所との寸法関係を見ることが重要です。
特に確認したいのが、幅・高さ・奥行きです。
幅は「壁いっぱい」だけで決めない
壁の端から端までではなく、柱や出っ張り、コンセント、窓・ドア、ほかの家具、通路などを考慮して、実際に家具を置ける範囲を確認します。
高さは「収納量」と「使いやすさ」のバランスで考える
高さを決めるときは、天井まで使うかどうかだけでなく、普段使う収納かどうかも考えます。
毎日のように使うものを高い場所に収納すると、出し入れのたびに負担になることがあります。
一方、使用頻度の低いものなら、上部を収納として利用する考え方もあります。
つまり、高ければよいのではなく、収納するものと使用頻度に合わせることが大切です。
奥行きは「収納するもの」に合わせる
奥行きは、壁面収納の使いやすさを左右する重要なポイントです。
本や書類を収納するのか、家電や大きめの日用品を収納するのかによって、必要な奥行きは変わります。
奥行きが深すぎると、収納物の奥が使いにくくなることがあります。
反対に浅すぎると、収納したいものが入らない可能性があります。
そのため、家具の奥行きを先に決めるのではなく、収納するものを確認してから考えるのがおすすめです。
採寸するときは「家具を置く場所」を測る
採寸でありがちな失敗が、「壁そのものの寸法だけを測る」ことです。
実際には、壁の状態や周辺設備によって家具を置ける範囲が変わります。
採寸するときは、次の項目を確認しておきましょう。
| チェック項目 | 確認すること |
|---|---|
| 幅 | 左右の壁・柱・家具などとの位置関係 |
| 高さ | 床から天井までの寸法 |
| 奥行き | 通路や周辺家具に影響しないか |
| コンセント | 家具と干渉しないか |
| 窓・ドア | 開閉の邪魔にならないか |
| 搬入経路 | 家具を設置場所まで運べるか |
また、壁や床は必ずしも完全に水平・垂直とは限りません。
特に新築・リフォームで設置する場合は、工事の進み具合によって実際の寸法が変わる可能性もあります。
採寸するタイミングについても、施工会社などに確認しておくと安心です。
既製品とオーダー収納家具、どちらを選ぶ?
壁面収納を選ぶとき、「既製品にするか、オーダーにするか」で迷う方もいるでしょう。
どちらが一方的に優れているというものではありません。
大切なのは、設置する場所や収納するものに合わせて選ぶことです。
| 比較項目 | 既製品 | オーダー収納家具 |
|---|---|---|
| サイズ | 用意されたサイズから選ぶ | 設置場所に合わせて指定できる |
| 選び方 | 商品を比較して選ぶ | 設置場所・収納物から考える |
| 隙間への対応 | サイズによって隙間が残る | 空間に合わせて検討しやすい |
| 設置場所 | サイズが合う場所を探す | 設置する場所を基準に考える |
| 向いているケース | 用意されたサイズで問題ない場合 | サイズを細かく合わせた場合 |
既製品のサイズで設置場所に無理なく収まるのであれば、既製品を選ぶ方法もあります。
一方、「あと少し幅があれば」「天井近くまで使いたい」「奥行きを抑えたい」といった希望がある場合は、サイズオーダーできる収納家具を検討すると選択肢が広がります。
HAKOTANでは、幅・高さ・奥行きを1mm単位で指定できるオーダー収納家具を取り扱っています。
また、国内の自社工場で製造し、完成品で納品されるため、組み立て作業を前提とした家具ではなく、完成した状態で届けられる収納家具を検討できます。
家具のサイズが合わず、既製品では設置が難しい場合には、オーダー家具という方法があることを知っておくとよいでしょう。
1mm単位のサイズオーダーなら壁面のすき間をできるだけ小さくできる
既製品ではサイズが合わない場所でも、サイズオーダーなら設置場所に合わせて幅・高さ・奥行きを指定できます。
HAKOTANでは、3方向のサイズを1mm単位で指定できるため、壁面のすき間をできるだけ小さくしたい場合や、限られた空間に合わせて収納を検討したい場合に適しています。
サイズオーダーのメリットや採寸のポイント、見積りから注文までの流れについては、以下の記事で詳しく解説しています。
壁面収納を長く使うなら品質にも注目
HAKOTANは国内の自社工場で収納家具を製造し、1年保証にも対応しています。購入前には、サイズだけでなく、製造体制や保証内容も確認しておくと安心です。詳しくは下記の記事で解説しています。
壁面収納で失敗しないためのチェックポイント
最後に、壁面収納を選ぶ前に確認しておきたいポイントを整理します。
| チェック項目 | 確認すること |
|---|---|
| 1.収納するもの | 必要な収納量や奥行きを確認する |
| 2.設置場所 | 幅・高さ・奥行き、柱・窓・ドア・コンセントを確認する |
| 3.生活動線 | 通路や扉の開閉に問題がないか確認する |
| 4.搬入経路 | 玄関・廊下・階段を通って設置場所まで運べるか確認する |
| 5.既製品・オーダー | 設置場所に合うサイズの家具を選ぶ |
| 6.完成イメージ | 図面やCGなどで設置後の状態を確認する |
まとめ
壁面収納を選ぶときは、収納量だけでなく、設置する場所とのサイズの関係を考えることが大切です。
- 壁面収納は、壁の横方向だけでなく上部の空間も活用しやすい
- 「幅・高さ・奥行き」を設置場所と収納物の両方から考える
- 既製品のサイズで合わない場合は、オーダー収納家具も選択肢になる
- サイズオーダーでは、採寸や搬入経路、完成イメージまで確認しておく
特に、壁との間に隙間を残したくない場合や、限られた空間をできるだけ有効に使いたい場合は、サイズを細かく指定できる収納家具を検討するとよいでしょう。
サイズに迷ったら、まず無料の見積り・図面作成を試してみてくださいね。
HAKOTANでは、幅・高さ・奥行きを1mm単位で指定できるオーダー収納家具を扱っています。web見積りは最短5分で、CGデータ・完成図面にも対応しています。
個人で自宅の収納を検討している方はもちろん、住宅会社・工務店の担当者の方も、設計や収納計画に合わせてご検討いただけます。